「人事カンファレンス2025」第2部レポート

 第2部では、「企業事例に学ぶ組織改革の最前線」と題し、ワダチラボとともに人と組織の変化に向き合ってきた5社が登壇。ワダチラボの新たなコーポレートムービーを上映した後、各企業様それぞれの現場で直面した課題や、試行錯誤のプロセス、今まさに生まれつつある変化について語っていただきました。

第2部 企業事例に学ぶ組織改革の最前線

社会福祉法人 光和会 
施設長 宜野座哲様

まずは自分から変化する!強みを生かして、みんなを笑顔に。

 老人ホームや保育園、不動産事業などを展開する光和会。同法人は人事の専門部署を持たず、各事業所で人事を担っていた中で、コロナ禍による事業危機や人材定着の限界といった課題に直面していました。
 「当時の課題は、昔ながらの昭和気質で運営していたこと。その在り方が、時代に合わなくなっていました」と宜野座さんは振り返ります。ワダチラボの伴走が始まり、最初に着手したのは制度の見直し。人事評価・報酬制度の再構築に加え、エニアグラム等を活用した強みを生かすコーチングや1on1面談を導入しました。
 特徴的なのは、改革にあたり、理念浸透・職場環境改善・モチベーション向上の3チーム体制にしたこと。各チームごとに試行錯誤しながら制度を変えていくことで、社内に「まずやってみる」風土が根づきました。その結果、赤字から黒字に転換し、売上回復や採用コスト削減などの定量的な変化だけでなく、「福祉でも稼げる」という意識や、新サービス創出といった定性的な変化も見られています。

株式会社琉球リース 
企画総務部副部長 伊佐敬多様

面談制度の導入!コミュニケーションの活性化と成長支援

 琉球リースでは、年1回の自己申告制度を通じて社員の声を拾ってきましたが、「将来像が描けていない社員が多いのでは」という課題感がありました。そこで導入したのが、キャリアデザイン研修。個人のキャリアと組織の方向性を重ねる試みです。
 ところが、研修開始直後に退職者が発生。「コミュニケーション不足」という現場の声を受け、急きょ面談制度の導入へと舵を切りました。月1回の上司との1on1、さらに年次の近い先輩によるメンタリングを組み合わせ、対話の機会を制度として整備。研修と制度をセットで進めたことで、「話す・聴く」が日常の中に組み込まれ、成長を支える土台が形づくられていきました。面談を単なる制度に終わらせず、「人を育てる時間」として再定義した事例です。

オリックス・ビジネスセンター沖縄株式会社 
人材開発チームチーフリーダー 山里仁実様

当たり前が【強み】になる。個を生かす企業風土の醸成に向けた、はじめの一歩。

 研修をより強化すべく、ワダチラボ提案の研修をさまざま取り入れた同社が「最も効果があり、社員に影響を及ぼした研修」と話すのは「クリフトンストレングス 」(旧ストレングスファインダー)。個人の強み(才能のもと)を発見し、伸ばすための診断ツールです。「最初は正直〔よくある診断ツールでしょ〕と思っていました。だけど診断の後にワダチラボさんのフィードバック研修が入ることで、個々の強みを共有し合う場が生まれたんです。コミュニケーションの質が上がり、チーム力が格段に上がりました」と山里さん。
 今後の目標は、クリフトンストレングス の全社展開です。「会社の財産は【人】です。誰ひとりとして『私って何もない』とは思って欲しくない。誰もが自分らしくイキイキと働ける企業でありたいと思っています」と締めくくりました。

株式会社ファイブスターコーポレーション 
経営企画室マネージャー 湧川昇平様

第2創業期の挑戦〜繋がるすべての人々を幸せに〜

 離職増加や業務の属人化など、多くの課題を抱えていた株式会社ファイブスターコーポレーション。2022年度からワダチラボ伴走のもと、段階的に人事施策を行い、採用・育成・定着の仕組みづくりに取り組んできました。中でも象徴的な取り組みが、経営理念を現代版に作り替えるプロジェクト。経営層だけでなく現場メンバーも参加し、初めてのプロジェクト推進を通して社内の団結力が向上しました。
 約4年にわたる改革は大きな成果を生み、それにより人事チームの発足や、初めての新卒採用にも踏み切ることができました。湧川さんは「今後の展望は、上場への挑戦と、法人企業ランキングに入ること。そして給与水準を上げ、沖縄県全体の賃金水準向上にも貢献したいです」と語りました。

新光産業株式会社 
常務取締役 池田直樹様
営業部課長代理 宮城萩様

ヒトを想い、ミライを照らす。地域の為に、地域と共に。

 電気設備資材の卸売を行う新光産業。常務取締役の池田さんが入社した当時、同社には「男性は営業、女性は事務」という役割の固定化が定着していました。そこで、ワダチラボ福島との出会いを機に、まずは女性活躍支援の伴走支援を実施。その後、コミュニケーション研修、伴走型人材育成へと取り組みを広げていきました。「その結果、女性管理職の誕生や男性育休取得に加え、売上は約1 5倍に伸長し、残業時間は25%削減。新卒社員の定着率も100%を維持しています」と池田さん。加えて、営業部課長代理の宮城さんからは「若手が役員に冗談を言えるほどの心理的安全性が生まれた」という効果も発表されました。
 今後の展望は、多様な人材がいつも笑顔で活躍できる土壌を作っていくこと。採用力と定着力を高めるとともに、複雑化していく経営の舵取りができる人材づくりにも努めたいと話しました。

 発表が終わった後、ワダチラボより素晴らしい取り組みや挑戦をたたえ、登壇した5社へ向けて「好循環アワード」を授与。授賞式の後、代表福島より、長年の夢であった人事カンファレンスという場を実現できたことと、日ごろの感謝を込めた挨拶で締めくくりました。

会場では弊社コーポレートムービーも鑑賞いただきました!
下記よりご覧いただけます♪

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