人事ふんとう記 #01_池田直樹さん

人事ふんとう記インタビュー

ノウハウを継承するため沖縄にIターン

沖縄に恩返しがしたかったんです。

そう話すのは、新光産業株式会社・常務取締役の池田直樹さん。

池田さんは県外の化粧品・化粧用具メーカーにて製造や生産管理、法人営業、経営企画に従事したのち、東証一部上場の総合旅行代理店にて経理とカウンターセールス、人事に従事しました。

計18年を通してあらゆるキャリアを積んだ末、次のステージとして考えたのは、培ったノウハウを継承する側に回ること

「どこでやりたいかを考えた時、一番に沖縄が浮かびました。僕は沖縄に50回くらい旅行で来ていて、苦しい時に何度も癒してもらった恩があります」。

恩返しの拠点として選んだ新光産業とは、東京で実施された沖縄移住促進フェアで出会ったそう。「企業説明会で語った新里社長の熱い想いに心を打たれました。人に対する想いが強く、社員を大切にしていることが伝わってきたんです」。

その後、実際に会社を訪問し、会長の人柄や笑顔溢れる職場環境に触れ、ここで働こうと決意しました。

大事にするのは「人の時間を優先すること」

入社後は、創設された社長室および経営管理部門の責任者に就任。

社員のマネジメントや経営戦略の立案と分析、人事やインフラ整備など多くの業務にあたりながら、希望者0から半年で内定式を実現したり、一人あたりの月平均残業時間を40時間削減するなど、各分野で著しい成果をおさめています。

大きなプロジェクトを回すための心掛けを尋ねると「人の時間を優先すること」との答えが。

逆説的ですが、池田さん曰く「自分の時間はいくらでも調整できますが、社員の時間は調整できない。会社に信頼されるには社員に信頼されないとはじまりません」とのこと。

声をかける、挨拶をする、ちょっといいですかと言われたら手を止めて話を聞く。積み重ねを大事にする池田さんは「僕にとって働く喜びは、人の笑顔を見ることなので」と笑います。

池田さんが目指すのは、仕事を通して人々に夢や希望を与えること。そして若者や子ども達に、平和で豊かな未来をプレゼントすることです。大きな使命感を持つことが、疲れ知らずで成果を上げ続ける秘訣なのかもしれません。

池田さんの1日のスケジュール

4:30  起床、ウォーキング・e-Learning
5:30  シャワー、身支度
6:30  自宅出発・e-Learning
7:00  出社
    スケジュール確認とメールチェック
8:15  会社掃除
8:30  朝礼
8:45  仕事開始
11:30  昼休憩・e-Learning
12:30  仕事再開
17:00  翌日のスケジュール・タスク確認、メールチェック
17:30  退社
    移動中に一日の振り返り(KPT)
18:30  自宅到着
    夕食、入浴
19:00  子育て、家族団らん、テレビ
21:00  寝支度
21:30  就寝

人事ふんとうTOP3

無意識の偏見を無くし、女性総合職採用を目指して奮闘。2017年に0名だった女性総合職は8名に、女性役職者6名となる。一番の変化は、会長が「女性の方がよく働く!」という逆偏見を持つようになったこと。

長時間労働、土曜出勤、有給未消化が当たり前の組織文化を一新。管理職の思考を変えることに苦労したが、過去を否定せず、時代の流れに即した変化が必要だと力説し続け、一定の理解を得ることができた。

2017年4月に入社後、すぐに18卒の新卒採用を担当。エントリー20名弱、説明会参加1名にも関わらず「10月1日内定式の予定で進めます」と伝え笑われるも、宣言通り10月1日に内定式を実施した。

おすすめの本

1日に必ず2時間は育児と家族団らんの時間を設けている池田さん。
仕事=お客様と地域社会に貢献する時間、育児=未来を担う人材を育てる時間とみなし、4冊の本からマインドセットを行う。

写真左から、「MBA組織と人材マネジメント」、「7つの習慣」、「育てたように子は育つ」、「あなたのことがだいすき」

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