
「誰がどんな不満を抱えていて、辞めたそうなのかも分からない状況」から3年がかりで脱却!
離職率46%から7%へ!新卒採用もスタート
全体の46%が離職。
「誰が・なぜ辞めたのか分からない」状態だった5年前。
離職が増えはじめたのはコロナ禍の少し前。結果的に全体の46%が離職する事態となりました。コロナ禍には一時的に問題が表面化しなかったものの、明けたタイミングで新しいメンバーを採用したところ、経験が浅い人が多い状態に。離職が続いた時期に踏ん張ってくれた社員への負担が大きくなり、「このままでは、さらに辞める人が出てしまうかもしれない」という危機感が生まれました。そこで「そういえば福島が人事のコンサルタントをしていたな」と思い出し、ご相談いただくことに(仲程さんと福島は高校時代からの友人)。

話し合いを進めるうちに、コミュニケーションや制度の課題が見えてきました。思えばメンバー間の仲が悪いわけではないものの、仕事は個人プレイで進める社風があったため、管理職であっても誰がどんな不満を抱えているのか把握しづらくなっていたのです。まずは関係性づくりが欠かせないと考え、複数ある課題の中からコミュニケーション改善を最優先でスタートし、結果的に3年かけて離職率を39%削減することができました。
3年間、ひとつずつ階段を登るように
改善を重ね、初の新卒採用へ
最初に取り入れたのはエニアグラムをはじめとしたコミュニケーション研修でした。自己理解・自己開示のきっかけになると同時に、普段あまり関わりのない社員同士が自然に交流できる場にもなり、アンケートでも好評でした。改めて研修の場を設けたことで、お互いの理解が深まり、以前より仕事がしやすくなったと感じているようです。
また、これまで実施していなかったキックオフミーティングも年2回開催することに。会社として【向かう方向】を丁寧に伝え、コミュニケーション強化を図ることで、個人プレイではなく【チーム】として動く意識づくりにつなげました。

2年目となる2023年には、制度面の基盤を見直しました。十分に機能していなかった等級制度の改善と人事制度の整備を進め、評価制度に基づく面談に加えて、評価とは切り離したキャリア面談も定期的に実施。また、社長の想いを改めて形にするため、理念の再構築にも着手しました。プロジェクト形式で進めましたが、実は、プロジェクトを立ち上げるという経験は会社にとってはじめての試みです。部門を越えて関わる機会が生まれ、1年目のコミュニケーション研修が活きる場にもなりました。
3年目には研修や制度の見直しが身を結び、ようやく組織としての土台が整ってきたと実感。そこで初めて新卒採用に踏み切る決断をしました。

弊社は創業して17年経ちますが、これまで中途採用のみで採用活動を行ってきました。「いずれは新卒採用を」という思いを温めながらも踏み切れずにいたんです。離職のたびに中途採用で補填していた過去への反省と、平均年齢を下げたいという意図もあり、「2年かけて基盤が整った今なら挑戦できる」と、2024年から準備を開始。採用活動を進め、2025年に内定を出した4名が、2026年4月に入社予定です。

2025年、えるぼし認定を取得。
そして2025年、ワダチラボ伴走のもと「えるぼし認定」を獲得。それに伴い、これまで一部の社員のみに行っていたキャリア面談を、社員全員に行うこととなりました。キャリア面談では、話せてよかったと言ってもらえる機会や、たくさん愚痴を話してすっきりしてくれる方もいて、社員との距離が近くなったことを感じています。
管理職向けのメンタリングもスタート。人のマネジメントが一番難しいと思っているので、引き続きここはプロフェッショナルであるワダチラボに伴走いただく予定です。

振り返ると、人事に力を入れる前は年間15名ほどが離職していた時期もありましたが、現在は年間1〜2名ほどにまで改善。制度が整ったことで、社員ひとりひとりが自身のキャリアを描きやすくなり、働きやすさの手ごたえにもつながっています。
2026年4月には新しい仲間として新卒生が入社します。教育体制をさらに強化しつつ、引き続きワダチラボと相談しながら課題を抽出し、新しい施策やアイディアを取り入れながら組織づくりを進めていく予定です。

今回、取材を受けてくれたのは「株式会社ファイブスターコーポレーション」の仲程さんです!

仲程 華恵さん
株式会社ファイブスターコーポレーション










人がどんどん退職していく。誰がどんな不満を抱えているのかすら分からない。株式会社ファイブスターコーポレーションからご相談をいただいたのは、そんな【ちょっと大変な時期】。同社でコンサルティング事業部のマネジメントを担ってきた仲程華恵さんは、ある時から業務の一環として、人事分野を任されることになりました。人事評価や人材育成からはじまり、採用にも担当を広げていく中、冒頭の離職率をはじめ、大小さまざまな課題が浮かび上がってきたといいます。そこでワダチラボに相談いただき、3年間にわたり伴走。1つずつ土台を整えながら、組織づくりを前に進めてきました。そのプロセスは「何から手を付ければいいのか分からない」という企業様にとって、きっとヒントになるはず。ぜひ参考にしてみてください。