
創業から法人化へ
挑戦を続けるガラス製造販売会社
理念と文化が支える成長の歩み
2000年5月、ガラス職人の小さな工房から始まったガラス製造販売会社。ひとつひとつの製品に心を込め、地道に積み重ねた信頼が実を結び、2024年1月には念願の法人化を果たしました。四半世紀近い歩みの中で、この会社が大切にしてきたのは「製品の品質」と同時に「人を中心にした文化」でした。その根幹にあるのが「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」です。理念を活字に残し、日々の朝礼で社員が輪番制で唱和する習慣を続けてきました。社員一人ひとりが、自らの行動と照らし合わせる指針となり、徐々に浸透するようになりました。「この会社の魅力のひとつは、社員が朝出社すると自然に掃除を始める文化が根付いていることです。これは単なるルールではなく、『良いことを当たり前にできる環境』が整っているからこそ続けられている習慣です」と代表は語ります。小さな行動の積み重ねが、会社の空気を清らかにし、誇りを持てる職場を形づくっているのです。
社長がよく口にするのは「やるかやらないか」「信じるか信じないか」というシンプルな言葉。一見すると直線的な考えですが、その奥には「まずは挑戦する」という強い意志があります。その姿勢は社員にも波及し、組織の成長を後押ししています。
そして2021年、大きな転機が訪れます。弊社の取締役であり中小企業診断士の福島との契約により、成長が加速化していきました。代表はその当時のことを「若さと対面での提案力に理がありました。そして不思議と、確固たる自信がありました」と振り返ります。直感と実績のバランスが、経営の舵取りに大きく寄与したようです。

逆境を力に変え、新たな挑戦へ
経営の歴史で最も厳しかったコロナ禍。営業活動が滞る中、社長が選んだのは「処遇改善」でした。リスクを承知で社員に投資した姿勢は信頼を生み、組織を強く結びつけました。
「1歩を踏み出す勇気と向き合った」と語るように、この時期を単なる苦境ではなく、変革のチャンスと捉えたと言います。
また、外に出られない状況下で、社長自身が毎日のように同じルートをウォーキングする習慣も生まれました。コロナ禍の流れを受け、週休2日制の導入を決断。時代の変化を受け入れ、覚悟を持って新たな制度を取り入れたのです。そしてこの期間中に、広告戦略の見直しや、経費削減、処遇改善、工房の拡張など、できることから一つずつ取り組みました。MVVや広告戦略はマーケティング・ブランディングのプロである株式会社ISLANDと共に取り組んだ事で、通販の売上が2倍に成長しました。「苦しい時期に前向きに取り組んだことが、大きな成果につながった」と語ります。
苦難を乗り越え、様々な挑戦の先に誕生したのが、新ブランド「おんなブルー」。鮮やかな青で注目を浴び、商工会特産品コンテストで県知事賞を受賞する快挙を成し遂げました。代表はこの成功を「お陰様」と一言で表ます。取材中にも何度も口にしたこの言葉には、従業員や支えてくれる人々への深い感謝の気持ちが込められています。現在、副社長である息子とともに歩むこの企業の未来は、さらなる発展が期待できそうです。感謝と挑戦を忘れないその姿勢は、これからも多くの人を惹きつけるでしょう。

今回、取材を受けてくれたのは「株式会社 匠」の皆さんです!

松田 啓汰さん
株式会社 匠
副社長

松田 英吉さん
株式会社 匠
代表取締役










2000年、小さな工房から歩みを始めたガラス製造販売会社。職人の手仕事を大切にしながら挑戦を重ね、四半世紀を経て法人化を果たしました。理念を支えに逆境を乗り越え、新ブランドで県知事賞を受賞するまでに成長した同社の軌跡を追います。今回は代表取締役である松田英吉さんと副社長の松田啓汰さんにお話を伺いました。